モダンのSCGの結果出ましたね。

http://www.starcitygames.com/index.php

なんて多様性のある環境なんだぁ()
色が違うとはいえエルドラージデッキがTOP8に4人もいますね。TOP32まで見るともっといます。色々言いたいことがありますが、あえてそこはグッとこらえます。どうあがいたって最低でも4月になるまではこの環境が変わることはありませんから、文句を言う暇があったら、モダンから別フォーマットに避難するか、今勝てるデッキを考えるしかないでしょう。

このSCGでマーフォークデッキが8位に入賞しているので、マーフォーク使いとしてそれを見てみましょう。

8th Place at StarCityGames.com Modern Open on 2/20/2016

Modern

Creatures (28)
4 Cursecatcher
4 Harbinger of the Tides
4 Lord of Atlantis
4 Master of the Pearl Trident
3 Master of Waves
3 Merrow Reejerey
2 Phantasmal Image
4 Silvergill Adept

Lands (20)
12 Island
3 Cavern of Souls
4 Mutavault
1 Minamo, School at Water’s Edge

Spells (12)
4 Aether Vial
4 Spreading Seas
3 Dismember
1 Vapor Snag

Sideboard
2 Relic of Progenitus
3 Tidebinder Mage
2 Gut Shot
4 Hurkyl’s Recall
2 Negate
2 Vapor Snag

メインは特に語ることはありませんね。はっきり言ってマーフォークのメインはほとんどいじるところありませんからね。人によって波使いの枚数が3か4か、幻影の像を採用するか、綺羅を採用するか、蒸気の絡みつきの枠にピアスなどを採用するかぐらいの細かい点ぐらいしかありません。まぁロード、銀エラ、先駆け、バイアル、海、四肢切断など固定パーツがほとんどですからね。
よって、マーフォークはサイドボードをメタによって変えていくのが普通でしょう。

マーフォークはそのデッキの性質上、エルドラージ相手に不利ではありません。なぜなら、こちらもロード連打によるエルドラージにも負けず劣らずのクロック、広がりゆく海によってエルドラージの寺院やウギンの目を無効化できる、メインから四肢切断を採用しているなどがあげられます。難題の予見者はもちろん厳しいですが、ほぼ金太郎飴のようなデッキですので被害が少ないこともいいことですね。

しかし、マーフォークには絶望的なマッチアップが存在します。それが親和です。マーフォークはメインの除去が四肢切断のみで(人によって蒸気の絡みつき)、相手への干渉手段が少ないデッキです。しかし、妨害がなければ4,5ターンほどで決着をつけられるので普通のデッキ相手には問題ありません(海を張って島渡りでゴリ押しもできますし)。しかし、マーフォークより早い相手はどうかというと、その干渉手段が少ないという弱点から速度負けしてしまいます。その早いデッキの筆頭が親和なのです。同様の理由でバーンや感染も多少厳しいマッチアップです。
そしてマーフォークにとって残念なことは、この親和は長いことモダンにおいてトップメタに君臨することから、大会に出れば結構な確率であたることがあります。
さらにもう一つ残念なこととして、マーフォークは基本的に青単で組まれるのがほとんどですが、青単色でアーティファクトを対策できるカードがほとんどないのです。鋼の妨害や無効やなどの1対1交換できるカードはありますが、高速で面展開してくる親和にはあまり効果がありません。唯一ハーキルのみがまとも対抗策です。しかしこのハーキルもしょせんは一時しのぎな所もあり、こちらにクロックがほとんどいない中で唱えても、すぐに再展開されて終わりです。こちらに相手を倒せるようなクロックが存在しているときに唱えられればとても強いのですがね。対親和に抗えるように白をタッチして石のような静寂をサイドに忍ばせる人がいるくらい厳しいマッチアップです。

それらを頭にいれて今回のサイドボードを見ると、メタを読んだかなり合理的なサイドだと思います。ハーキルが4枚とられていますね。これは今エルドラージに勝てるデッキとして親和デッキがあげられており、親和が多いことを考えての4投でしょう。
そしてもう一つ特徴的なのがはらわた撃ちですね。これも親和のタフネスが低い連中にはよく効くカードですし、今は感染デッキもメタゲームに上がってきているのも採用の一つではないでしょうか。フルタップでも撃てる除去はやはりえらいですからね。
潮縛りも感染やバーンのクリーチャーをほとんど無効化することが可能です。荒廃の工作員は止められませんが…。
レリックは墓地対策としてよく採用されますね。グリセルシュートなどの墓地依存コンボデッキは依然存在するので、多少は入れておいて損はないでしょう。
メインとサイド合わせて、3枚取っている蒸気の絡みつきも邪魔なクリーチャーを排除しつつ、ダメージも与えられゲームを素早く終わらせることが可能です(ただ私は採用したことがないので、どんなマッチアップでサイドインするのかはよくわかりません。誰か教えてください!オナシャス!)。
あとは否認2枚ですね。従来のマーフォークだともう少しサイドにカウンターが採用されていたような気がしますが(ピアスとかスネアとか統一された意志とか)、今はそういったカードより速いデッキを対策をしたほうが良いという判断なのでしょう。

というような感じで適当に語ってみました。マーフォーク使いのみなさんには、「そんなもん当たり前やわ!」とか言われそうですが、こうやってまとめてみると自分にとって良い勉強になる気がします。
マーフォークは親和には厳しいデッキですが、エルドラージ相手には結構戦えるデッキです。エルドラージ憎しと思っている方はこの機会にマーフォークを組んでみてはいかがでしょうか。

追記:なんか文章がめちゃくちゃだった。修正したので許してください!なんでもしますから!




コメント

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索